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メロンダウト

メロンについて考えるよ

副流煙は虐げられてきた弱者からの復讐という「視点」

殺されなければ殺さないよな

 

秋葉原歩行者天国に車で突っ込みナイフを振り回した男の話をしていた時に友人が言っていた言葉だ

 

加害者の加藤なんたら、名前は忘れたが彼は静岡の工場で働きながら孤独にふしてリア充と呼ばれる人たちへの憧憬とも妬みとも取れる文章を携帯からブログに書き込んでいた

被害者も加害者遺族も被害者遺族もそして犯人もとても凄惨な事件だった

 

犯人の手記や弟の話などがネットには様々な形で残っている、犯人本人も獄中で後悔と自責の念を記した著書を残している

僕はそれらを興味本位で読み漁ったことがある。そのなかには幼少のころから両親から多大な過重教育とも言える抑圧をうけていたことが読み取れる、学校の作文は母親に添削され自分が書いた文章を殺され先生ウケの良い文章に直されそこまで成績が良くもなかったのに受験勉強をがむしゃらにやり県の進学校に通っていたことなどなど

 

根源から見ていくと彼はまさに友人が言っていた通りに徹底的に型にはめられまともに自分を保てなくなるほど自我を「殺されたから殺した」ということに恐らくなるのであろう

 

親に愛されなかった子供が人を愛する方法を知らずに肉体的には繋がっていても精神的には永遠に繋がれず常に孤独を感じることと似ている。彼ら彼女らを人はメンへらと呼ぶが彼ら彼女らに足りない、足りなかったのは無償の愛であり加藤被告に足りなかったのはおそらく自分をふりほどくためのくだらない社会的価値観からの開闢と自由だったのかもしれない

 

 

 

何かを失えば何かで代替しなければいけない、仕事を失えばハローワークへ行くようにだ

同時に何かが足りなければ何かで補うしかない

それがどんなに社会的に倫理的に悪だろうとそんなものは本人にとっては関係ない、乾きは潤さなければいけない、とにも、かくにも、だ

 

通常、そういった秋葉原に車で突っ込むことやメンへラの人のように自傷行為を繰り返すことを人は理性によって抑える

けれど理性は自信に宿るものであり徹底的に殺されたり愛されなかった人間がどうして自分を信じることができるのだろうか、そんなことは絶対に無理だ

こうして書いていっても秋葉原に車で突っ込むことは決して許される行為ではない、けれどおそらく小さいながらも僕たち自身にも加藤被告ほどドス黒いものではなくても小さいしこりみたいなものが確かにある

 

僕にとってはタバコだ

僕はニコチン依存症だ

ニコチン依存症と聞いた時におそらく何「から」依存しているのかと思索する人はほとんどいないだろう

特に最近の嫌煙ブームではてブid:xevraさんのように大脳がいかれたうんぬんかんぬんとか言って終了する単細胞ばかりだ。

わざわざタバコを吸い始めた理由まで考える人はいないだろうが人の行動には全て因果関係があり仕事の成果や結婚しているかどうかなどとかく結果ばかりが最近は持て囃されるが重要なのは原因のほうだ。結果はまったく無関係の他人が見て感嘆したり侮蔑したりするだけのものであり本質ではない。重要なのは原因である

 

 

僕は初恋の人に振られた時にタバコを吸い始めた。思考は言葉によって形成されるがまだ未熟だった僕は僕を慰めうる言葉を持ってなどいなかった。ただ理解不能な感情だけがこみ上げてきては押しやる作業だけで頭がいっぱいだった。

そんな折にタバコがあった。今思えばひどい誘惑だ。後悔している

吸ったこともなかったので煙を肺に入れてはむせかえしそれでも白い煙に乗せて悲しみを空に還してくれるような気がした

 

そうして僕は初恋からニコチンへ依存した。というよりかは代替した

 

タバコなんてこんな理由があって吸い始めた人ばかりではないだろうし単純に人に進められて吸い始めたら依存してしまったという人のほうが多いだろう。しかし人に薦められたというのもひとつの原因だろう。断ることができなかった弱さや無知から依存してしまったと考えることができる

 

 

 

誰もタバコなんか嬉々として吸っているわけではない。超くだらない上司の話を聞けばタバコも吸いたくもなる、恋にやぶれればタバコも吸いたくなる、空を見上げるだけでも吸いたくなることもある

どうあれ喫煙者は弱い

 

しかし弱いとか強いとかは相対的な価値観であり誰よりかは弱かったのほうが正確だ。言葉にできなかったり上司と部下のように社会的立場から反論できなかったり人に薦められるのを断るだけの知識と度胸がなかったりと打ちのめされた人間の想いがタバコの煙には文字通り篭っている。そんなものはくさくて当たり前だ、どうしようもない汚い感情なのだから

非喫煙者は副流煙を嫌がる。けれどどうしようもないものからやっとこさニコチンへ逃げ出した僕の煙に乗せた想いすら否定するのならその思慮のかけらのない顔に煙を吹きかけてやりたい

 

すこしは馳せろと

 

 

(これはあくまでも視点です、喫煙者しか知りえない知見として)

 

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