メロンダウト

メロンについて考えるよ

留学なんかやめておけ

英語の基礎の基礎も知らない人限定だが留学なんかやめておけ。

 

英語を話せない人間で留学すれば英語を話せるようになるっていう意見があるけどぜんぜん話せないまま行っても絶対に話せるようにならない。

水泳で言えば水に浮いていることすらできないのにいきなり海に飛びこんで行くようなもんだからね。後天的言語の習得はリズムや生活の中で覚えることができる母国語と違って頭の中に単語とその意味と構成を繋げる回路を作っていかなければいけない。

 

英語も例に漏れずそうなんだけど最低でも日常会話をを文章におこして理解できる程度はないとスペイン語とロシア語との区別すらつかずにただの呪文にしか聞こえないんじゃないかな。

せめて中学レベルの文章を多少の訛りが入っても聞き取れるぐらいじゃないと留学しても大変なことになるよ。話すのは自分のペースでゆっくり単語を羅列するだけで意味は通じるけど聞く時には赤の他人は待ってくれないからね。

 

実際に僕が留学して初めに行ってた語学学校にも同じ日に入学した女子高生がいたんだけどなんにも理解してなくて一人じゃどこにもいけないから彼女は常に話せる日本人と一緒にいなきゃいけなくなってた。

ホームステイとの交渉もぜんぶ現地の留学エージェントに任せて銀行の口座開設も日本人スタッフとで学校での彼女の雑務は僕といった感じで。

そういった能力に見合っていない過剰な行動力を発揮して留学する人って最初は彼女だけだと思ってたんですよ。

 

 

 

けどいろんな現地の日本人と出会うようになってわかったのがびっくりするぐらい多くの人が英語が話せないまま留学していたんですよね。その無鉄砲さが僕には羨ましく映ったりすることもあったんだけどたいていは観光留学生になって日本人とただ楽しく過ごして日本に笑って帰っていく。

日本人だけでルームシェアしてクラブツーリズムとかの日本の旅行会社を使って旅行して日本人のコミュニティの中だけで過ごす。

 

留学して得るものは英語の能力だけではないからそれはそれで良いんだけどね。でもすごくもったいないですよ。

日本の大学受験レベルの英語力があれば日常会話の素地っていうのはほぼ完璧に出来上がっててあとは身体性と自信とスピードを得るだけで英語は喋れるようになる。

それらの体得に留学は最高の機会なのに・・・

ノープランで来た人達もすこしでも勉強してから来れば英語を体得して帰っていくことができるのに驚くほど英語を喋らない生活をしている観光留学生が多かったんですよ。

 

 

なかには予定していた期間を滞在することなく英語も、良い思い出すらも何も得ることのないままただ帰っていく人もいました。

それすら最悪ではなく最悪なのは帰るに帰れず薬に手を出す人ですね。留学っていうと煌びやかなそんなイメージで渡航してきたのでしょうが描いていた理想と現実の自分のふがいなさのギャップ+帰るに帰れないうしろめたさにストレスがたまり落ちていく人も中にはいました。

僕が知っているのは一人だけですが聞いた話ですと日本人だけでなく他の国の方もふくめ何名かいたそうです。

 

 

めちゃくちゃ抽象的ですが留学って妙な緊張感と共に見えない薄い膜をかきわけていくような感覚があります。

そういった経験は日本ではあまり経験することができない。観光でも無理。留学でしか感じることのない経験です。

だからこそせめて中学英語ぐらいは覚えてから行ったほうが良いですよっと

 

この駄文は小さい主観とでかい主語によって20分で書きました