メロンダウト

メロンについて考えるよ

ネットで私刑する市民≒覚醒剤使用者を叩くテレビ≒互助会を叩くブックマーカー

ちょっと気になったので。プリズンブレイク5の息抜きにでもブログ書きます。

 

デマかそうでないかに関わらず、ネット私刑は法整備して取り締まるべき: 不倒城

ネットでの私刑、炎上などで正義感がよく使用されますが劣等感のほうが心理構造としてはしっくりくるような感じを受けます。

劣等感でいえば互助会をたたくのも石橋容疑者の会社に電凸するのも同じ構造をもって行われていると考えることができます。

 

はてなではたまにブックマーカーによる互助会叩きなるものを見ることがあります。特定界隈の事情なのでわからない方は改行まで読み飛ばしてくださって結構です。つまらない記事をはてなブックマークで上位表示させることを良しとせず互助会は叩かれますが、そこにはブックマーカーがブログ主にたいして「当然そんなことをしているんだから劣等感を持っているよね?」といった暗黙の決定主義が働いているように見えてならない時があります。

互助記事を書いた人間にたいして勝手に罪悪感をなすりつけて叩きますがブログを書いた当人はそんな罪悪感などまさに知らぬ存ぜぬでしかない。そこに甚大な過謬がある。

 

 覚せい剤使用者などを叩くのも同じ構造(劣等感の押し付け)を持っていると感じます。端的にいって覚醒剤は道徳的罪とは言い難いものです。社会的に規制を設け罰を課すことで全体的、功利的に社会の利益が損なわれないようにしていますが使用した人間が「悪」であると言い切れる性質の罪ではない。飲酒運転や傷害事件のように他害があるものは道徳的罪であるが覚醒剤使用は「社会的罪」のほうに分類され社会的罪を叩くのはいかがなものかと思う。自分を自分で傷つけているだけでありそれをもって叩くのであれば自殺した人間を悪人と認識、断罪しなければ明らかなダブルスタンダードである。叩くべきは悪人であり罪人ではない。

これは清原氏が逮捕された時に思ったことで増田(はてな匿名ダイアリー)に書いた記事があるので興味のある方は参照してください。

anond.hatelabo.jp

 

 

石橋容疑者の(嘘かどうかは本論と関係ないが嘘の)勤務先として拡散されていた会社に電凸するのも正義感ではなく劣等感の押し付けでしかないと捉えています。

あなたの会社の人事は石橋容疑者ほどの危険人物を勤務させていたがその人事はどうなっているのかと・・・あなたの会社はうんたらかんたらと押し付けることは正義感ゆえではなく劣等感、もしくは事後的責任の押し付けといったほうが正鵠を射るような気がしています。

 

これはアメリカと対比するとすこしわかりやすくなる。最近あったラスベガスの銃乱射事件ですが加害者の家族がテレビに出演し容疑者の生活などを語っていましたがそこには日本では当然あるような「加害者家族としての劣等感」のような表情を読み取ることは全くできませんでした。

たいして日本での加害者家族の心情といえば秋葉原通り魔事件がありますが事件を起こした加藤被告の弟はその後、劣等感に耐えられなくなり自殺してしまったようです。ご冥福をお祈りいたします。

 

当然見て取れるべき劣等感。反省の色、社会が悪「とした」ものにたいするこの強烈さは日本では異常だと言っていい。別にネット私刑だけの話ではなく覚醒剤を見ればわかるようにみな無意識のレベルでは日本的罪悪史観によって判断しています。

 

その点では石橋容疑者の会社に電凸するのもワイドショーで清原を悪人だとするテレビ出演者も互助会を叩くはてなブックマーカー

 

全て等しく同じだと言って差し支えない。

 

 

だからネット私刑だけを叩く話をしてもしょうがなく明確に原理の話をしなければ何も解決しないと思うのですよね。

原理によって差別するでもなく区別するでもなく厳しく峻別するその晴眼こそが求められているのではとまったく身の丈に会わない高邁な思想を書くことが許されるのであればそんな風に思ったよ。

あとプリズンブレイク面白いよ( ,,・ิω・ิ,, )