メロンダウト

メロンについて考えるよ

最も多く日本人を殺せる職業は何かを考えていたらパチンコ屋で働くことは売人と同じぐらい罪深いことがわかった

サイコパスみたいなタイトルになってしまったけどまあいいか・・・最近はてなで話題になった増田と言及したブログ
 
人を殺せる職業の話題が出ててかなり興味深くブコメ欄、言及しているブログなどを見ていた。
身体的な死の話についてはその致命性から反医療主義に僕も一票を入れたいのだが精神的な側面も加味して考えるとまた別の答えがありそう。
そもそもの命題として人間を殺す定義とはなんであるかと考えた時に肉体的な死だけではなく無期懲役のように自由や尊厳を奪いさるような精神的な死も考えるべきであると思う。漫画ワンピースで死に関する非常に有名なセリフがある。
「人はいつ死ぬと思う?心臓を銃弾で撃ち抜かれた時・・・違う。猛毒のキノコスープを飲んだ時・・・違う。人に、忘れられた時さ。」

身体的な分類

ドクターヒルルクに敬意を表し、このセリフで定義されているような精神の死について考える。肉体的な死に関しては直接的と間接的、さらに間接的な中でも不特定多数に向け拡散させるタイプ、と3つの分類ができた。
・死刑執行人のように直接な行為として行うもの(直接的)
・間接的に命令を下す法務大臣(間接的)
・医療に関する認識を曲げて総量として不特定多数の期待寿命を奪い去る反医療主義(間接拡散的)(関節総量的)
 

精神的分類

次に精神的な死の分類について考える。精神的な死というと肉体のように明確な線引きが難しい。直接的な精神汚染という行為そのものは肉体的な殺人よりも難しい。もちろん脳外科医が脳細胞を直接的に破壊し大脳を一部麻痺させて廃人にしたり、神経系の毒物によって思考回路に障害を与えるなども考えられる。しかしこれらは犯罪であって即逮捕である。継続的な方法とは言えないので身体の話で殺人犯が筆頭に上がらないように除外していい。
法律を逸脱してはいけない範囲、または法律を逸脱したとしても爆発的な被害が及ぶ方法を考えなければいけない。
廃人という言葉がキーワードになりそうである。かなりやばめっぽい話になりつつあるが大丈夫かこの話・・・
 
直接的な方法が筆頭にこないのは身体と同じであるので間接的か間接総量的な方法を考える。ここで難しいのが精神は肉体以上に個々人の耐久性が違うので定義することが難しい。極端なことを言えばヘロインを吸おうが死なない人間がいるし恋人に振られた程度で死んでしまう人間もいる。平均値を出さなければいけないのだが年齢や慣習、宗教、社会状況など精神的な耐久力は多岐にわたりすぎるので人の胆力を算出することは難しい。また肉体は死んだら終わりであるが精神は生き返ることができる。
そこでここでは望まない精神のベクトルを植え付けられた人、自由意志を侵食された人間が無駄にした時間を単位として考えてみる。ヘロインであれば精神病院に通院していた期間、いじめであればひきこもっていた期間、ギャンブル依存であればギャンブルしていた時間。とこれで定義は終了する。まとめるとこうだ
 
・脳外科医が大脳を破壊する(直接的)
・麻薬の売人(間接時間的)
・依存症産業(関節拡散時間的)
 
 

脳外科医の場合

直接的な方法で精神的に殺すと逮捕されるまでに奪えるのは数人の残された寿命である。仮に30歳の人を3人、故意の手術や類似する方法で殺したとすれば平均寿命から逆算して130年の時間を奪うことができる。

麻薬の売人の場合

麻薬の売人が逮捕されるまでに100人に麻薬を売り、うち90人が一時的ではない精神的な異常をきたし、まともな生活を回復するまでに10年プラス後遺症による被害を計算すると900年+αとなる。もちろん一人では売れないので組織的に10人ほどで行うと仮定すれば一人当たりが奪い去る時間はおよそ90年+αとなる。
 
ギャンブルやネット依存など合法的な形で不特定多数を扇動する産業。射幸心を煽られ、自由意志を侵食されて望まない形で時間を使う人を産業別に考える。
 

ネット依存の場合

まずはネット依存で総務省の統計を見てみる
 
依存人口はなかなか正確な数字が出てこないのだが2015年の時点で400万人なので400万人に犠牲にしている時間をかけるので平均使用時間を見る。依存症者に限定した利用時間がでてこない・・・あった。182分だが概算なので便宜上180分とする。さらにネット依存から回復するまでの平均年数がこれは統計がないので仮に5年とすると
4,000,000×180分×5年なのでえーと
 
7億2000万分は1200万時間(一日でネット依存者が無駄にしている時間)×365と・・・えー説明をはぶいてはしょると
 
えーと依存症患者全体では現存する日本人全体で250万年の時間を喪失してる。現在いるだけの数字であってまた依存症患者は新しく生まれていくのでこの数字は勢いとしての数字なのは留意しておきたい。
この数字に各プラットフォームやサービスでの依存患者の数をだして総数をアクセス数の割合で割る。さらに法人の従業員数で割れば一人当たりが殺している時間が計算できるが計算不能すぎるので正確な数値は不明である。
 

パチンコ依存の場合

次にギャンブル依存者に関してパチンコの統計を見てみる。
依存症ではない人間も含めた総計だとユーザーがパチンコを遊ぶ時間は週2回で平均遊戯時間は4.5時間。そして依存症患者は500万人。依存症患者に限ったものが出てこないので水増しして依存症は週3回の6時間とする。依存期間は5年と考え計算するとえーとこんな感じの計算で
 
267万年ですね。
依存ではないサービスも統計に含まれるインターネットと違いパチンコの場合には単純に従業員数で割ることが可能なので割ると従業員一人当たりが奪っている依存患者からの搾取時間を求めることができる。
経産省の統計http://www.nichiyukyo.or.jp/gyoukaiDB/s2.phpだと32890人なので割ると81年となり1年間パチンコ屋で働くと誰かの人生を16年間、奪っていることになり5年間働けば人を1人殺したと同義となる。店長ぐらいの役職になったり、依存症患者が入れ替わるほど長期間働けば81年を超えてくる。パチンコ屋で働くのはやめましょう。
 
えーとまとめると
従業員数の数で割ってもパチンコのほうがIT産業よりも従業員数は少ないので人間を精神的に殺せる合法的な職業はパチンコで、麻薬の売人と同じぐらい罪である。
 
で、ファイナルアンサー。
パチンコがなくなる日―警察、民族、犯罪、業界が抱える闇と未来 (主婦の友新書)

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