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メロンダウト

メロンについて考えるよ

「君の名は」を見たけど完璧すぎて書くことがない

[ネタバレあり]
「君の名は」を見た。いまさらだしおおまかなストーリー自体は知っていたのだけど見るのは初めてだった。
結論から書くとオーケストラを見た時の感覚に似たものがあった。内容を否定するつもりはないし大変面白かったのだが突然ブラックアウトする演出やRADWIMPSの曲にのせて進行していく物語はアジテーションが強すぎてDVDで見たらどんな感想になるのだろうと思った。映画館の巨大スクリーンと音響の機能を最大限に生かした映画で映画館で見るべき映画だった。上映終了前に見てよかった。

 

三葉とたき君の身体、そして精神が混在していくストーリーに限界集落の悲哀。田舎で育った人の東京への憧れに反して田舎の土着的文化がこれでもかというほど美しく描かれていた。望郷という言葉が非常にしっくり来る映画だった。望みといえば失くした記憶を探すたき君と三葉の愛情。身体と精神が入れ替わる二人を誰も信じてくれない。決して誰も信じてくれない秘密を抱えた2人は場所が離れていても時を隔てていても強い絆を感じる。秘密を共有することは恋愛において非常に重要な点になるんだろうなと感じた。
それにしてもRADWIMPSの曲は映画にぴったりとはまっていて素晴らしい。音楽に関して何がどう素晴らしいかを論じるのは非常に難しいのだが曲はもちろんだがボーカルの声の質や優しく響くベースラインが映画の世界観と非常に合っている。

君の名は。 B2ポスター 2017カレンダー 壁掛け

君の名は。 B2ポスター 2017カレンダー 壁掛け

 

 

これだけ見られることを実際に映画を見てやっとわかるようになった気がする。恋愛物と世界を救う物語は個人的にはあまり好きではなく恋愛は主体的で生活臭が匂ってくるような卑怯で俗っぽい小さい文脈によって紡がれるものが好きだ(例えばノルウェイの森など)。

「君の名は」は恋愛というにはあまりにも世界と接続しすぎてているけれど、それでもなんだろうな、ふさわしいと言えばいいのか流星が町を破壊することを止めるには三葉とたき君の恋愛が絶対必要な要素だったんだろうなと納得させられる。

よくできた映画だった。話の内容自体もそうであるが作画と曲の同一性に映画館の機能を生かした演出。面白かった。非の打ちどころがないのでそういった意味では・・・こうして感想を書く点においてだけは、つまらない映画だ。

 

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