メロンダウト

メロンについて考えるよ

ネットを洗濯するキュレーションサイトは正しい

DeNAの騒動からはじまりキュレーションメディアにたいする弾圧が強くなっている昨今。正直ネット上のいさかいについては本質的に意味がないしどうでもいいとすら思っているのだがおそらくこの手の話はどうでもいい人が語るべき内容を含んでいると思ったのですこし書いていくことにする。

 

インターネットで得る情報の性質

DeNAが健康関連のサイトで校正もろくにいれずにリライト記事を大量に生産して検索エンジンを汚染していた。このニュースを見て健康や医療関係の情報をインターネットで得ることを自分自身のケースに落とし込んで考えてみた。

例えば恋人が乳がんになったとしてそんな深刻で致命的な情報をグーグルの検索結果のトップページだけで誰が判断するのだろうか?あるいは血尿が出たなどの病気に関してはなんでもそうであるがネットで検索してその情報を鵜呑みにするなどまずもってありえないことのように思う。

重要ではない情報ならかまわないが真に必要な情報はネットで探すにしてもグーグル検索と平行して知恵袋で質問したりtwitterで生の声を集めたりあらゆる手段を使って調べるのではないだろうか。虚偽情報もたくさん見つかる。しかし多くの場合、インターネットの情報は多角的に見れば正着に届きやすいように感じる。

だから個々の情報の真偽に関してはどうでもいいように思う。DeNAに関してはコンプライアンス的に駄目だと思うが、そもそも医者であろうがキュレーションであろうが他人が書いた個々の情報の真偽などは確認のしようがなく情報は総体として捉えた時にはじめて真実味を帯びてくる。

つまり個々のメディアの真偽についてはどうでもいいと考えることが重要で情報は総体として捉えるその姿勢だけが真実なのだろう。

 

情報の正しさで言えばキュレーションサイトでリライトされたほうがいい

当たり前だが個人ブログには校正する人がいない。だからまだ一応は編集作業の入るDeNAにリライトされたほうが情報の整合性は高くなりやすい。今回炎上しているのはその編集作業があまりにも雑だというので炎上しているようで完全に別な話でキュレーションサイトの存在そのものを疑うべきではない。

むしろオリジナルコンテンツを提供しているサイトのほうこそ信じてはならないと思っている。

現状のアフィリエイトサイトが信用ならないのは多くのサイトが個人で書いているので情報の真偽についての確認が投稿前に入りにくい。というか入らない。wikipediaNAVERに書けば運営が虚偽情報に関しての通知を受けたら修正がはいるので個人ブログよりもキュレーションサイトのほうが情報としての信頼性は高い。

2ちゃんねるまとめサイトの関係なども同様である。恣意的な意図を除いて2ちゃんねるをまとめる作業は情報の信頼性を上げる役割を果たしてくれる。2ちゃんねる原文などは見てわかる通り玉石混合で情報としての形を成していない。

 

キュレーションでアクセスを集める行為について

これに関してはそもそもはてなブックマークでキュレーションサイトを批判している構成に違和感がある。はてなブックマーク自体がキュレーションサイトではなかったのか?

はてなのサービスで主なものはブログとブックマークであるがはてなブックマーク(以下はてブ)がなにかコンテンツを提供しているわけではない。プラットフォームを提供しているだけで本質的にまとめサイトやキュレーションサイトとなにか違いがある点が見受けられはしない。人のサイトを無断でブックマーク(非表示機能もあるがはてな界隈以外のサイトにはブックマークされてはてブのトップページにインデックスされたとしても通知が来るわけではない)してアクセスを集める行為の何がキュレーションサイトやまとめサイトと違うのかわからない。

上に書いたようにキュレーションメディアは存在するべきであって批判しているわけではない。はてブはブックマークコメントの突っ込みによって情報の信頼性を高めている点で素晴らしいサービスだと感じている。

つまりキュレーションをキュレーションすることは情報の信頼性を高める点で是である。個人で運営しているようなアフィリエイトサイトやオリジナルコンテンツは情報としては信用してはならない。

ありとあらゆる段階を経てリライトされつづけるインターネットは正しい方向に向かっているのでDeNAはサイトを閉鎖するのではなくむしろ専門家や編集を入れてがしがしリライトするべきではないのか?

著作権があるので現実にやるべきかどうかといえばもうすこし現実的な話に踏み込むべきではあるのですけど情報の信頼性だけの話に限定しています