メロンダウト

メロンについて考えるよ

僕がNHKから国民を守る党に投票した理由(短論)

NHKから国民を守る党とれいわ新選組ポピュリズムだと批判されているみたい。なので今回、N国(NHKから国民を守る党)に入れた自分はポピュリストと言われるのかもしれない。
僕がN国に入れた理由なのだがものすごく単純だ。N国のマニフェストNHKスクランブル放送の実施だけである。個人的にはNHKがどうなろうとそんなに興味がない。受信料はどちらかと言えば払うのが嫌だぐらいの認識だ。政策がそれのみなので議席を取った場合に他の政策や法律に関する議決権をどう使うのだろうか調べると、インターネットで決を取ってそれに従って投票するらしい。
N国は政党名ばかりが注目されているけれどその実態は電子的直接民主主義を掲げた政党である。立花氏がそれに自覚的であるかは不明だが。
ハンガリーにインターネット民主党というのがあるし近代民主主義の議論の中でも現代の技術があれば直接民主主義が実現できるというのはさんざん言われてきた。
間接民主制の国において議会が必要なのは莫大な人数の投票を政策ごとに行うのは条件的に不可能だというのが理由のひとつである。議会における票を代議士に委任することで国家の運営や法律の制定、施行などが滞りなくできる。前近代までは条件的に直接民主制は不可能だった。しかし重要な政策(憲法改正EU離脱)などを決定する時には間接民主主義の国でも最終的に国民投票という直接民主主義の形をとる。
以前は条件的に不可能だった直接民主主義だけどインターネットによってかなり容易になった。なので今回、僕はN国に入れた。
 
けれど仮にN国やそれに似たインターネット民主主義を掲げた政党が政権を取るかもしれない状況になったら票は入れない。世論に合わせて投票行動を行うのは言ってしまえば誰でもできることで政治家の実務能力とは関係がない。首相や大臣などある程度以上の実務能力が必要な立場にたたせてはいけない。しかし法案提出もできない泡沫野党であればいたほうがいいとそれだけの理由である。インターネットの世相をそのまま国会に届ける人間がいればブレーキとして機能するはず。参院ならなおさらである。今回は参院+半数改選で事前の調査でも絶対に与党にならないから僕はN国にいれた。衆議院ではいれないと思う。