メロンダウト

メロンについて考えるよ

本当になんで日本でベーシックインカムやらないんだろう

なんか一時期すごい盛り上がってたよね。ベーシックインカム論争。実際に成功と言える例も出てきたみたい

gigazine.net

自分も昔記事を書いたけど

plagmaticjam.hatenablog.com

 

最初になんかベーシックインカム面白いなあと思ったのがこの動画だった。ホリエモンはこういう議論系の番組に出てる時はすごい面白いんだよね。

 

 

 

 

とはいえベーシックインカムについては上の記事で自分が書きたいことは書いてしまったのでもう書くことはほとんどないんですよね。細緻な議論は動画を見てもらったほうがよくわかると思う。

なので一番上の記事を読んで思ったことなんだけど

「時間ができる」ってのは本当に重要なファクターだなと感じた。

 

最近、テレビをつけたらタレントのヒロミさんがDIYとバイクのカスタムを自宅でやってるっていう番組があった。彼は富裕層といっていい人だと思うけれど金を持っている人って暇だから余裕があって余裕があるからクリエイティブだったりするんですよね。逆に低所得な人は仕事でストレスを抱えて休日はほとんど死んだように休むって人も多いしその意味で時間はものすごい重要な要素だと上の記事を読んで思った次第。

よく「時間だけは平等」って言われることがあるけれど実質的な時間で言えば平等とは限らない。可処分時間とでも呼べばいいのだろうか。人それぞれの生活の中で本当の意味で時間がある状態はものすごく限られていたりする。疲れていたりまともに頭が働かなかったりして個々人にとって有効な時間はかなり広く発散し、時にものすごく限定的だ。

 

しかしベーシックインカムはそれを作り出すことができると。すばらしいじゃないか。存在には時間が必要なんだ。そして時間をつくるには金が必要なんだ。なら金を配ればいいじゃないか。いたってシンプルな論理。

 

しかし財源の問題もある。財源の問題とは言い換えれば経済の問題とも言える。そして今の日本の経済で何が問題かというとよく言われているように生産性の問題が大きい。

そして生産性の問題を解決するにはクリエイティブな働き方をする人が増えればいい。潜在成長率やGDPの伸び率から見ても日本は経済成長をほとんどしていないがそれは産業構造改革に失敗し昔の働き方をしているからだといえる。猛烈サラリーマンのようにガムシャラに働くことは今目の前にある仕事に全力を尽くすという意味ではいいことだけれどそれでは立ち行かない、経済は成長しないのがここ何十年の日本経済の停滞から見えてきたことだ。

みんな一旦そうした目の前の仕事と距離を置く時間ができればクリエイティブになるのではないだろうか。すこし楽観的に過ぎる気がしないでもないがそうして産業構造を変え労働生産性を長期的に改善する方向に行けば経済も回復基調になる。

経済が回復すればベーシックインカムの財源も拠出できるかもしれない。

 

おそらく、ベーシックインカムが最も効果的なのは日本なんじゃないかと思うんですよね。

働き方の問題もそうであるしあとは少子化の問題もそう。時間ができれば必然恋愛する人も増える。あとは政治について考える時間だったりもできる。

とにかく時間はものすごく重要な鍵に見える。なにをするにも「個々人が本当の意味で使える時間」が必要。今はなんていうか沈み行く日本でいかに自分のパイを確保するか競争みたいに考えてる人もいてだからデフレになったりあらゆることに忙殺されていたりとにかく何をするにも時間的猶予をみんな持ってない。

 

それを打破しうるのがベーシックインカムかもしれない。かもしれないだけで上に書いたことのほとんどが憶測で本当はそんなことなくてみんなただ貯金して有効な政策にはならないかもしれない。なのでどっかの町で特区をつくって実験してみたらいい。

正直、海外でどうだったかってのはあんまりアテにはならないと思う。いわゆるその国独特の経済観念みたいなものもあるし日本で成功するかはわからない。

しかし今の日本の状況を劇的に突破する可能性を持った政策と言える。