メロンダウト

メロンについて考えるよ

無敵の人などいない。はっきりとそう言うべきだと思う。

無敵の人などいない。はっきりとそう言うべきだと思う。 最近、京王線の事件を皮切りにテロ行為に近い事件が起きている。また、無敵の人と関連して社会のサスティナビリティーが話題でもある。たにしさんとシロクマさんが書いていた記事を読み、事件を見て、…

かつて自由だったインターネットからの応答

かつてインターネットに居場所を求めていた人はどこに向かうのかみたいなことを最近考えている。 インターネットの原風景といえば各人で違い、パソコン通信・2ちゃんねる・mixi・ブログ・SNSなど時代によって異なるけれどブログ以前の世代に関して言えばイ…

スフレパンケーキ選挙~衆議院選挙2021感想~

スフレパンケーキの作り方を知っているだろうか?まず卵を割り卵黄と卵白を分離する。卵白を混ぜメレンゲにし、別の器で卵黄・ホットケーキミックス・バター・塩を混ぜる。次に両者をさっくり混ぜ合わせ、できた生地を鉄板で焼く・・・そんな選挙だった。 自…

なぜキャンセルカルチャーは「日本で」やばいのか

キャンセルカルチャーというとリベラルを批判する言葉として使われがちだけれどそう単純な話ではないのではないか、と思っている。もちろんリベラルが特定の属性以外を排除する多様性を標榜し、語義矛盾に陥っていることは少なからずあるにせよキャンセルさ…

僕達はなぜ不安なのかについて考える

僕達はなぜ不安なのだろうか?という決定的な問いがある。経済的なデフレ、老後、就職、病気などすべてに通底しているのが不安であり、不安だけが唯一重要な社会問題と言っても過言ではない。現状、不安は「発見され治療される」のが良いことだと考えられて…

「政治に逃げる」ということ

東浩紀さんの『ゲンロン0~観光客の哲学~』に「僕達の世界は上半身と下半身に分断されている」ということが書いてあった。グローバルになった世界において下半身の欲望、つまり資本主義で人々はシームレスに繋がっているけれど上半身である政治はバラバラ…

リベラルに支持される自民党、当為を語れなくなった時代の無為の政治

衆議院選挙が始まる。4年前とおなじく自民党が勝つことが目に見えている選挙ではある。 この4年間で変わったことと言えば安部長期政権が終わったことくらいであろうか。事前予測から見える政局の分布に関してはほとんど何も変わっていない。野党が選挙区で…

誹謗中傷を友敵理論、ポリティカルフィクションで考える

神崎さんの記事を読んで「実践」としては同意できるものの「政治性」という意味では疑念が残ったのでそれを書いていきます。補足みたいな感じですね。 note.com 人間観の違いなのだろうけど、僕は誹謗中傷している人の気持ちがわからないでもないんですよね…

文章を読むことについて

「きちんと文章を読む」と言葉にするのは簡単だけど実践するとなると相当難しいと思う。www.tyoshiki.com 書評の書き方が話題でtyoshikiさんの記事を読んだのだけどきちんと文章を読むこと、書くことが自分にできているかと言えば嘘になる。 自分自身自分が…

純粋方法論批判①(②があるかはわからない)~僕達は考えないようにデザインされている~

正義というとずいぶん陳腐な言葉になった。正義なんて口に出すのも憚れる。僕達は正義を持っていない。いまや正義は委託するだけである。 以前、日本で起きているのは「信頼の不況化」ではないかという記事を書いたことがある。 plagmaticjam.hatenablog.com…

恋なんていわばエゴとソサエティーのシーソーゲーム

前回書いた恋愛論が読まれてるみたいでで昔書いてボツにした恋愛の記事をすこし修正してあげてみます。 以下記事は弱者男性論について書かれた記事です。 すごく丁寧な文章。 note.com 選ばれる側の性と求める側の性に焦点をあて、その差別性を指摘している…

男性性と理性について

恋愛とか男性性みたいなものってなんなんだろうね。 「セックスを求める男性は女性に引かれる、まず男性は女性にセックスを求めるのをやめろ」というけれどそんなプラトニックな関係を築ける人は稀なわけで、恋愛する動機としてセックスがあることは間違いな…

親ガチャと事実主義、あるいは日本社会の静寂さについて

親ガチャという言葉を見た時に思い出したのがキリスト教におけるキエティスム(Queitism、静寂主義)であった。 親ガチャは人生の苦悩と連動している言葉であるが、歴史的には人生の苦悩を取り扱ってきたのが宗教であることは間違いなく、そこから受け取るべ…

ラーメン評論家は表層に過ぎない。ラーメン評論家対ラーメン屋店主などというどうでもいい個人間の問題を「価値判断的に判断」する形式的な機構そのものが問題なのである

ラーメンが獣臭いわけであるが・・・ hants.livedoor.biz 久しぶりにこういう文章読んだな。お酒飲んで記憶にない状態で相手に不快な思いをさせたのであればまず謝ったほうが良いと思うのだが、しかしまあそんなことは自分には関係ないので放っておこう。 か…

機会平等的自己責任論~若者への外出自粛要請は間違っていた~

結果の平等と機会の平等、という概念がある。平等は一概的に言えたものではない。それがほとんど考慮されてこなかったのがコロナ禍である。 機会の平等は教育機会の平等などがそれにあたる。コロナ禍における一律の自粛要請も同じように機会の平等だと言える…

戸定梨香さんの件から考える~インターネットの教室性とフェミニズムの奇異性~

戸定梨香さんの件だけどフェミニズムが失墜しようがしまいが「同じ事」になる気がしている。 全国フェミニスト議員連盟がVtuberである戸定梨香さんを起用した松戸警察署に抗議し、逆に炎上している。いまやフェミニズムへの疑義のほうが支配的だけれどフェミ…

親ガチャを抽象的に考える~偶然性の終わり、リベラルユートピアの失敗~

ガチャガチャガチャガチャインターネットがいろめき立っている。親ガチャ、性別ガチャ、時代ガチャ、国ガチャなどいろいろあるけれど、これはようするにリチャード・ローティが言っていた「偶然性」の議論なのではなかろうか? ローティは『偶然性・アイロニ…

人間としての古谷経衡氏、記号論としてのインターネット

ゲンロンカフェに古谷経衡さんが登壇していたのでシラスにて拝見しました。 古谷経衡×辻田真佐憲×東浩紀「ネトウヨとJリベラルに抗って——夏のゲンロン大放談企画第3弾」 @aniotahosyu @reichsneet @hazuma #ゲンロン210907 ゲンロン完全中継チャンネル | シ…

野党のジレンマ~コミュニケーションと議論の乖離~

野党の支持率が軒並み1桁という報道を見た。 news.yahoo.co.jp 野党の存在感が薄れて久しいけれど、なぜここまで野党が支持されないかは議論されるべきではないかと思っていて、その理由を愚考したので書いていきます。 報道されているように野党の支持率が…

資本主義リアリズムと矛盾社会序説

おひさしぶりです。『三体』を読みふけってます。合間に『資本主義リアリズム』を読んだので書評というか感想を書いてみようかと思います。 『資本主義リアリズム』に書かれていたことはようするに「盾」を貫くための「矛」をいくら開発しようとも資本の論理…

虚無主義者から見える世界

自分のような人間をなんと呼ぶのだろうか。随分前からそんなことを考えていた。いわゆるリベラルでもなければナショナリストでもない。あるいは保守主義というわけでもない。もしくはリアリストというわけでもなさそうだ。ここまで抽象的に文章を書いておい…

憂国のフジロック~オーバーポリティクスと政治的個人主義~

切り込み隊長がフジロックに関する記事を書いていた。 bunshun.jp フジロックに限らずここ一年でコロナの感染リスクは「比較」され続けてきた。夜の街、パチンコ店、飲み屋、職場、福祉施設、満員電車、五輪などなど。そして自粛要請に沿ってコロナを抑えて…

なぜいま脱成長論が売れているのかの考察

男女の非対称性が資本主義をブーストしてるみたいなことを最近考えている。 女性が男性にたいして経済力を求めることはあまりにも有名であるが、一方で男性自身はそんなに経済力を求めているのだろうか。資本主義に全力でコミットしている人と話をしても根っ…

知の不可侵条約、相互補完的批判関係、ウィシュマさん

またなんかすごい記事を読んでしまった。 jbpress.ismedia.jp Daigo氏は批判されてしかるべきではあるものの、ここで書かれてるような知的マウントみたいな話にも同意できない。中退したから科学の徒ではないと言うのは単なるマウンティングに過ぎないだろう…

追憶としてのホームレス

Daigo氏の件についてツイッターで噴きあがってしまったのだけどインターネットを見て怒りを覚えたのは久しぶりだった。当該ツイートは削除している。数の一員にならないことが重要とか偉そうなことを書いておきながら、実際に感情を抑えることができないのだ…

無党派層叩きで儲けたい

かの事件は特異な個人の暴走として処理したほうが良いと思うけれど、事件とは無関係に男女の対立論が社会不安を引き起こしかねないレベルまできているように思う。トイアンナさんが以下記事で「嫌韓はその流行が終わり、女叩きがビジネスとして勃興してきて…

戦争に負けた。それがすべてだったのではないか~加速主義、儀礼性、敗北主義~

宮台真司さんが加速主義を提言している。加速度的に社会が駄目になれば人々は真の意味で連帯するようになるというものだ。社会が駄目になれば人が輝くと言う。簡単に同意できる話ではないけれど価値観の変遷という意味で言えば加速主義しかもうないのだろう…

コロナは自由に傷をつけるか

一日あたりの感染者数が過去最多を更新している。 デルタ株の感染力が強いこと、緊急事態宣言の効果が薄れていること、国民の恐怖感がなくなっていること、五輪開催との不平等感、これまで自粛してきた飲食店の限界などなど。感染者が増加しうる要素をあげれ…

高速化するコミュニケーション、ファストジャーナリズム、キャンセルカルチャー

以前、「コミュニケーションが高速化している」という記事を書いた。ずいぶん前に書いた記事で、思ったことをそのまま書いただけの雑文ではあるのだが、最近のインターネットを見ていると案外的を外していなかったように思える。 高速道路化するコミュニケー…

吉本隆明と小山田圭吾に見る時代性への私見

吉本隆明『貧困と思想』を読んでいてこんな一節を見つけた (戦中の心理を振り返る段にて)国家のために死ねるかという問いにたいして、国家のためというのは僕には軽すぎて、命と取り換えるところまではいかないのですよ。それなら国家のためというのを自分…